【漢字検定と書写検定】何級が役立つ?レベルや日程・会場をチェック

日程文字に関する資格と言えば漢字検定』書写検定』があります。
「どんな時に役立つの?」
「何級を受ければいいの?」
など、疑問もありますよね。

abe
それぞれ目的や特徴が違うので、お伝えしていきます♪
こんなことをお伝えします。
  1. 漢字検定と書写検定の違い
  2. 検定資格が何に役立つか
  3. 検定の級やレベル
  4. 日程や会場、費用

漢字検定と書写検定どう違う?

それぞれ扱う協会が違うので、日程や料金その他のルールなども違いがあります。
情報を整理して、資格取得にチャレンジしてみてくださいね。

漢字検定とは

「漢字の読み方や意味、使い方などをどれぐらい理解しているか」
学校や生活の中で、漢字をどれぐらい活用できるかを評価する検定です。

漢字や語句を正しく使えるかを試したい人向けと言えます。

書写検定とは

「文字を、どれぐらい正しく美しく書く技術を要しているか」
漢字・ひらがな・カタカナなど文字全般の正確さや表現力を評価する検定です。

硬筆と毛筆の2種類の検定があり、どちらか一方を受けても両方受けることも可能です。

文字を正確に美しく表現できるかを試したい人向けと言えます。

漢字検定と書写検定の資格は何に役立つ?

せっかく検定を受けるならメリットが知りたい!
それぞれの資格がどんな時に役立つのかまとめてみました。

漢字検定も書写検定も履歴書等に記載の場合は2級以上が望ましいと言われています。
【上位級の合格率】も参考にしてみて下さい。

入試や就職で『コツコツ努力できる人』『常識を持った人』という総合的な評価として見られることも多いようです。

書写検定1級合格者には『指導者証』が交付されます。
習字教室を開く際に指導者証がなくても開設できますが、持っていることで信頼にもつながります。

書写検定は、文部科学省が後援している検定です。
公的性があるので、履歴書にも記載ができます。

文部科学省が後援している検定

(参考url:文部科学省|検定試験一覧|2023.9.18)

漢字検定・書写検定のレベルと受験級

どの級を受験したらいいのか迷いますよね。
学年にとらわれず、どんどん上を目指すこともできます。

2級以上は専門性や難易度も高いので、評価されやすいと言えます。
各級のレベルをまとめてみました。

級の種類とレベル

漢字検定 書写検定
小学校1年生修了程度(80字) 10
小学校2年生修了程度(240字) 9
小学校3年生修了程度(440字) 8
小学校4年生修了程度(642字) 7
小学校5年生修了程度(835字) 6 小学校1年生以上3年生までの低学年程度
小学校6年生修了程度(1026字) 5 小学校3年生以上の中・高学年程度
中学校在学程度(1339字) 4 中学生・高校生程度
中学校卒業程度(1623字) 3 中学生・高校生程度
※3級から行書あり
高校在学程度(1951字) 準2 高校生・大学生・一般社会人程度
高校卒業・大学・一般程度(2136字)
※常用漢字が全て読み書き活用できる
2 高校生・大学生・一般社会人程度
※専門的な技術と知識
大学・一般程度(約3000字) 準1 高校生・大学生・一般社会人程度
※準1から草書あり
大学・一般程度(約6000字) 1 大学生・一般社会人程度
※高度な専門技術と知識

準2級以上の上位級の合格率

評価に活かせる上位級に挑戦したい!
準2級以上の合格率を見ると、1級は10%前後。

漢字検定 書写検定
硬筆
書写検定
毛筆
準2 38.5% 57.5% 55.8%
2 28.9% 60.1% 53%
準1 11.1% 16.4% 18.4%
1 13% 9.2% 8.7%
実施 2022年
3回目
2021年
3回目
2021年
3回目

過去問題と教材で検定合格を目指そう

過去問参考書などで、実践に近い形で繰り返し学習をするのが早道です。

各協会で扱っている教材はネットから購入も可能。
下記からご覧いただけます。

漢字検定→【漢字検定の教材】
(参考url:日本漢字能力検定協会|漢検の教材|2023.9.18)

書写検定→【書写検定の教材】
(参考url:日本書写技能検定協会|検定の教材|2023.9.18)

漢字検定と書写検定の日程と会場

検定の基本日程は毎年3回、だいたい同じ時期です。
受験級を決めたら、無理のない日程を選んでみましょう。

基本的な日程

検定日を調べると出てくるのが基本的な日程です。
(漢検は別日程の開催もあるので次章でご紹介しています)

下記は2023.9.18調べ

漢字検定 書写検定
2023年度 令和5年度
第1回 6/18(日) 第1回 6/18(日)
第2回10/22(日) 第2回 11/12(日)
第3回2024/2/11(日) 第3回 2024/1/28(日)

漢字検定の会場と日程

abe

漢検は受検スタイルによって日程が設けられているので、申し込みの際には注意が必要です。

受検スタイル 会場 日程
個人・一般 47都道府県の主要都市。
申込時に希望受検地を指定。
郵送される『受験票』で受検会場を確認。注:受け入れ人数などの関係で希望地と異なることもある。
基本日程
個人・CBT※ 47都道府県150以上の漢検CBT会場で実施。

注:2級から7級のみ。

会場ごと
団体 団体受検の資格を持つ学校や教室が準備した会場。

注:協会の指定した日程の中から各団体が日程を選んで実施。

団体ごと

漢字検定のみ※【CBT受検】

漢検では、7級~2級までコンピューターで受験可能な【CBT受検】があります。
オンラインではありません。
会場や日程は一般の受検と異なるので、協会のホームページでご確認ください。

こんな場合に便利です

  • 実施日が多いので、年3回のタイミング以外でも受検できる
  • 47都道府県に150以上の会場があるので受検しやすい
  • 早く合格したい
  • 前回不合格だったけど、早めに再チャレンジしたい

書写検定の会場と日程

abe
書写検定は、どの受験スタイルを選んでも基本日程です。
受検スタイル 会場 日程
個人・一般 全国の主要都市、協会の試験会場一覧で確認。

注:毎回同じ会場とは限らない。

基本日程
個人・公開会場受検 協会より認定を受けた『公開会場一覧』で確認。

注:令和5年1回より始まった制度。

基本日程
団体 団体受検の資格を持つ学校や教室が準備した会場。 基本日程

漢字検定と書写検定の検定料金

2023年9月時点での税込み価格です。

級が上がると検定費も上がるので、しっかり準備してのぞみたいですね。

漢字検定 書写検定
硬筆 
書写検定
毛筆 
10 2,500円
9 2,500円
8 2,500円
7 3,000円
6 3,000円 1,200円 1,400円
5 3,000円 1,500円 1,700円
4 3,500円 1,700円 1,900円
3 3,500円 3,000円 3,500円
準2 3,500円 3,500円 4,000円
2 4,500円 4,000円 4,500円
準1 5,500円 6,000円 6,500円
1 6,000円 7,500円 8,000円

漢字検定と書写検定の申し込みについて

各協会ホームページからの申し込みが可能です。
検定日程や会場も頻繁に変わるので、最新情報を確認しながら進めてみてください。

漢字検定→【日本漢字能力検定協会】
(参考url:日本漢字能力検定協会|Top|2023.9.18)

書写検定→【日本書写技能検定協会】
(参考url:日本書写技能検定協会|Top|2023.9.18)

まとめ

  • 漢字検定と書写検定は協会が違うのでルールの違いがある
  • 漢字検定は漢字や語句を正しく使えるかを試せる
  • 書写検定は文字全般の正確さや表現力を試せる
  • 2級以上が評価が高く履歴書にも効果的とされる。
  • 入試や就職で総合的な評価につながりやすい

数ある資格の中でも、日常的に使っている『文字』に関する資格なのでただ資格を取るための学習にとどまらず、生涯活かせる資格だと感じます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。